特許#2003-015793

ネットワーク上の監視対象の情報を監視画面上にダイナミックに変化させて表示する方法、ネットワーク上の監視対象の情報を監視画面上にダイナミックに変化させて表示するシステム、およびこのシステムを実現するためのユーザインタフェースプレイヤープログラム

出願人 パナソニック電工株式会社
発明者 ローランサファ 、藤原憲明
出願日 2001年7月3日 (16年8ヶ月経過) 出願番号 2001-201895
公開日 2003年1月17日 (15年2ヶ月経過) 公開番号 2003-015793
状態 未査定
技術分野 計算機・データ通信 、 デジタル計算機のユーザインターフェイス 、 制御系の試験・監視 、 選択的呼出装置(遠隔制御・遠隔測定用) 、 デジタル計算機のユーザインターフェイス
主要キーワード 監視ウィンドウ 、 監視設定情報 、 モニタ画 、 設計部品 、 気象情報サーバ 、 監視対象データ 、 設計操作 、 ビル監視システム

課題

ダイナミックに変化するネットワーク上の監視対象の情報を表示項目とする監視画面等において、ユーザが操作することなくダイナミックに表示更新させる。

解決手段

モニタ側の通信端末器1から、監視対象側の通信端末器3の接続設定情報に基づいて、監視対象側の通信端末器にプッシュリクエストを設定し、特定のプッシュリクエストの設定された監視対象側の通信端末器3では、監視情報を監視してプッシュリクエストによって特定されたイベントが発生したときには、モニタ側の通信端末器1に該監視情報の変化をイベント通知として返信し、モニタ側の通信端末器1がイベント通知を受信すると、監視情報の変化を解読し、監視情報に対応した、監視画面上に表示されたオブジェクトに特定した変化を与えるようにしている。

概要

背景

近年、インターネットの普及により、多くの企業等ではウェブサーバにウェブページを開設し、特定または不特定多数のクライアントに対して情報を発信している。このウェブページは、HTML等のページ記述言語で組まれており、クライアント側のウェブブラウザで、テキスト、画像、グラフ等の種々の表示オブジェクトで構成されたこれらのウェブページを閲覧することが可能となっている。

また、ページ記述言語として、タグをユーザが自由に指定できるXMLや、コンテンツを動的に変化させることを可能にした、HTMLを機能拡張したダイナミックHTML(DHTML)も、一般的に利用されてきている。

一方、クライアント側で操作することなく、サーバの情報をクライアントに取り込むプッシュ技術も開発されているが、サーバがクライアントに対して一方的に送り込むものではなく、クライアントが定期的にサーバを自動アクセスして情報を得るようにした、いわゆる擬似プッシュが一般的である。

概要

ダイナミックに変化するネットワーク上の監視対象の情報を表示項目とする監視画面等において、ユーザが操作することなくダイナミックに表示更新させる。

モニタ側の通信端末器1から、監視対象側の通信端末器3の接続設定情報に基づいて、監視対象側の通信端末器にプッシュリクエストを設定し、特定のプッシュリクエストの設定された監視対象側の通信端末器3では、監視情報を監視してプッシュリクエストによって特定されたイベントが発生したときには、モニタ側の通信端末器1に該監視情報の変化をイベント通知として返信し、モニタ側の通信端末器1がイベント通知を受信すると、監視情報の変化を解読し、監視情報に対応した、監視画面上に表示されたオブジェクトに特定した変化を与えるようにしている。

目的

本発明は、このような技術背景に基づいて提案されたものであり、ウェブブラウザ等で表示でき、ダイナミックに変化するネットワーク上の監視対象の情報を表示項目とする監視画面等において、ユーザが操作することなくダイナミックに表示更新する方法、システムまたはプログラムを提供することを目的とする。


請求項

請求項1

コンピュータネットワーク上に設置されたモニタ側の通信端末器において、予め、監視すべき監視情報に対応させたオブジェクトを表示した監視画面を作成しておき、監視対象側の通信端末器の通信アドレスと、通信プロトコルと、監視対象とすべき監視情報とを特定するための接続設定情報に基づいて、監視対象側の通信端末器をアクセスし、そこに、所定のプッシュリクエスト(このリクエストは、特定された監視情報をイベント情報として特定しており、イベント発生時には、上記モニタ通信端末器をアクセスして、監視情報の変化を返信することを要求する)を送信し、設定する、特定のプッシュリクエストの設定された監視対象側の通信端末器では、監視情報を監視し、上記設定されたプッシュリクエストによって特定された監視情報にイベントが発生したときには、モニタ側の通信端末器をアクセスして、該監視情報の変化をイベント通知として返信する、これに対して、モニタ側の通信端末器が、上記イベント通知を受信すると、返信されてきた監視情報の変化を解読し、その監視情報に対応した、上記監視画面上に表示されたオブジェクトに変化を与え、これによって、モニタ側の通信端末器の監視画面に表示されたオブジェクトが、それに関連付けられた監視情報に応じてダイナミックに変化することを特徴とする、コンピュータネットワークにおける監視対象の情報を、ダイナミックに変化するオブジェクトとしてモニタ表示させる方法。

請求項2

請求項1において、上記モニタ側の通信端末器は、通常のウェブ閲覧表示機能に加えて、表示画面に表示されたオブジェクトを動的に変化させる、拡張された機能を備えたウェブブラウザと、このウェブブラウザと連携して、上記プッシュリクエストの設定と監視対象側から返信されてくるイベント通知の解読を行うためのユーザインターフェースプレイヤーとを、実行可能なプログラムとして組み込んでおり、これらの拡張されたウェブブラウザと、ユーザインターフェースプレイヤーとが協働して、上記監視画面に表示された監視情報に対応したオブジェクトをダイナミックに変化させることを特徴とする、コンピュータネットワークにおける監視対象の情報を、ダイナミックに変化するオブジェクトとしてモニタ表示させる方法。

請求項3

請求項1または2において、上記モニタ側の通信端末器には、監視対象とすべき監視情報に対応する所望のオブジェクトを選択、作成して、所定のレイアウト画面上に配列して、監視画面を生成し編集するためのオブジェクト設計ツールを、実行可能なプログラムツールとして格納している、コンピュータネットワークにおける監視対象の情報を、ダイナミックに変化するオブジェクトとしてモニタ表示させる方法。

請求項4

請求項2において、上記接続設定情報は、コンピュータネットワーク上のウェブサーバに予め登録設定されており、上記モニタ側の通信端末器は、ウェブブラウザを稼動して、少なくとも監視対象側の通信端末器の通信アドレスと、通信プロトコルと、監視対象とすべき監視情報とを特定するための接続設定情報を、上記ウェブサーバからネットワークを介して取り込んで、上記ユーザインターフェースプレイヤーに引き渡し、上記ユーザインターフェースプレイヤーは、上記接続設定情報に基づいて、プッシュリクエストを監視対象側の通信端末器に送信することを特徴とする、コンピュータネットワークにおける監視対象の情報を、ダイナミックに変化するオブジェクトとしてモニタ表示させる方法。

請求項5

コンピュータネットワーク上に設置されたモニタ側の通信端末器において、予め、監視すべき監視情報に対応させたオブジェクトを表示した監視画面を作成しておき、監視対象側の通信端末器の通信アドレスと、通信プロトコルと、監視対象とすべき監視情報とを特定するための接続設定情報に基づいて、監視対象側の通信端末器をアクセスし、そこに、所定のプッシュリクエスト(このリクエストは、特定された監視情報をイベント情報として特定しており、イベント発生時には、上記モニタ通信端末器をアクセスして、監視情報の変化を返信することを要求する)を送信し、設定する機能を備えた、モニタ側通信端末器としてコンピュータネットワーク上に設置された通信端末器と、監視情報を監視し、上記モニタ側通信端末器によって設定されたプッシュリクエストによって特定された監視情報にイベントが発生したかどうかを判断する機能と、上記イベント情報が発生したときには、上記モニタ側の通信端末器をアクセスして、該監視情報の変化をイベント通知として返信する機能とを備えた、監視対象側の通信端末器としてコンピュータネットワーク上に設置された通信端末器とを備え、上記モニタ側の通信端末器が、上記イベント通知を受信すると、返信されてきた監視情報の変化を解読し、その監視情報に対応した、上記監視画面上に表示されたオブジェクトに特定した変化を与え、これによって、モニタ側の通信端末器の監視画面に表示されたオブジェクトが、それに関連付けられた監視情報に応じてダイナミックに変化することを特徴とする、コンピュータネットワークにおける監視対象の情報を、ダイナミックに変化するオブジェクトとしてモニタ表示させるシステム。

請求項6

請求項5において、上記モニタ側の通信端末器には、通常のウェブ閲覧表示機能に加えて、表示画面に表示されたオブジェクトを動的に変化させる、拡張された機能を備えたウェブブラウザと、このウェブブラウザと連携して、上記プッシュリクエストの設定と監視対象側から返信されてくるイベント通知の解読を行うためのユーザインターフェースプレイヤーとを、実行可能なプログラムとして組み込んでおり、それによって、上記ウェブブラウザと、上記ユーザインターフェースプレイヤーとが協働して、上記監視画面に表示された監視情報に対応したオブジェクトをダイナミックに変化させることを特徴とする、コンピュータネットワークにおける監視対象の情報を、ダイナミックに変化するオブジェクトとしてモニタ表示させるシステム。

請求項7

請求項5〜6のいずれかにおいて、上記モニタ側の通信端末器には、監視対象とすべき監視情報に対応する所望のオブジェクトを選択、作成して、所定のレイアウト画面上に配列して、監視画面を生成し編集するためのオブジェクト設計ツールを、実行可能なプログラムツールとして格納している、コンピュータネットワークにおける監視対象の情報を、ダイナミックに変化するオブジェクトとしてモニタ表示させるシステム。

請求項8

請求項5〜7のいずれかにおいて、上記監視対象側の通信端末器は、複数の制御ポイントを常時監視する機能を有し、コンピュータネットワーク上から特定の認証コードを入力させてログインできる、ゲートウェイである、コンピュータネットワークにおける監視対象の情報を、ダイナミックに変化するオブジェクトとしてモニタ表示させるシステム。

請求項9

請求項5〜8のいずれかにおいて、上記オブジェクト設計ツールは、上記監視対象側の通信端末器内に予め格納され、上記モニタ側の通信端末器から、特定の認証コードを入力することによってダウンロード可能にしている、コンピュータネットワークにおける監視対象の情報を、ダイナミックに変化するオブジェクトとしてモニタ表示させるシステム。

請求項10

請求項5において、上記接続設定情報は、コンピュータネットワーク上のウェブサーバに登録設定されており、上記モニタ側の通信端末器は、ウェブブラウザを稼働して、少なくとも監視対象側の通信端末器の通信アドレスと、通信プロトコルと、監視対象とすべき監視情報とを特定するための接続設定情報を、上記ウェブサーバからネットワークを介して取り込んで、上記ユーザインターフェースプレイヤーに引き渡し、上記ユーザインターフェースプレイヤーは、上記接続設定情報に基づいて、プッシュリクエストを監視対象側の通信端末器に送信することを特徴とする、コンピュータネットワークにおける監視対象の情報を、ダイナミックに変化するオブジェクトとしてモニタ表示させるシステム。

請求項11

コンピュータネットワーク上に設置されたモニタ側の通信端末器において、予め作成された監視画面で、監視すべき監視情報に対応させたオブジェクトを表示するために稼働するプログラムであって、コンピュータネットワーク上に設置されたモニタ側の通信端末器から、監視対象側の通信端末器の通信アドレスと、通信プロトコルと、監視対象とすべき監視情報とを特定するための接続設定情報に基づいて、監視対象側の通信端末器をアクセスし、そこに、所定のプッシュリクエスト(このリクエストは、特定された監視情報をイベント情報として特定しており、イベント発生時には、上記モニタ通信端末器をアクセスして、監視情報の変化を返信することを要求する)を送信し、設定する機能と、モニタ側の通信端末器が、特定のプッシュリクエストの設定された監視対象側の通信端末器から、その監視情報を監視して、上記設定されたプッシュリクエストによって特定されたイベントが発生したときに返信される該監視情報の変化を、イベント通知として受信し、モニタ側の通信端末器の監視画面に監視情報の変化をダイナミックに表示させるために、その変化を解読する機能とを備えている、コンピュータネットワークにおける監視対象の情報を、ダイナミックに変化するオブジェクトとしてモニタ表示させるシステムを実現するために、モニタ側の通信端末器に組み込まれるユーザインターフェースプレイヤープログラム。

請求項12

請求項11において、上記モニタ側の通信端末器に組み込まれ、通常のウェブ閲覧表示機能に加えて、表示画面に表示されたオブジェクトを動的に変化させる、拡張された機能を備えたウェブブラウザと連携して、稼働する、コンピュータネットワークにおける監視対象の情報を、ダイナミックに変化するオブジェクトとしてモニタ表示させるシステムを実現するために、モニタ側の通信端末器に組み込まれるユーザインターフェースプレイヤープログラム。


詳細

技術分野

0001

本発明は、ネットワーク上の監視対象の情報を監視画面上にダイナミックに変化させて表示する方法、ネットワーク上の監視対象の情報を監視画面上にダイナミックに変化させて表示するシステム、およびこのシステムを実現するためのユーザインタフェースプレイヤープログラムに関する。

背景技術

0002

近年、インターネットの普及により、多くの企業等ではウェブサーバにウェブページを開設し、特定または不特定多数のクライアントに対して情報を発信している。このウェブページは、HTML等のページ記述言語で組まれており、クライアント側のウェブブラウザで、テキスト、画像、グラフ等の種々の表示オブジェクトで構成されたこれらのウェブページを閲覧することが可能となっている。

0003

また、ページ記述言語として、タグをユーザが自由に指定できるXMLや、コンテンツを動的に変化させることを可能にした、HTMLを機能拡張したダイナミックHTML(DHTML)も、一般的に利用されてきている。

0004

一方、クライアント側で操作することなく、サーバの情報をクライアントに取り込むプッシュ技術も開発されているが、サーバがクライアントに対して一方的に送り込むものではなく、クライアントが定期的にサーバを自動アクセスして情報を得るようにした、いわゆる擬似プッシュが一般的である。

発明が解決しようとする課題

0005

本発明は、このような技術背景に基づいて提案されたものであり、ウェブブラウザ等で表示でき、ダイナミックに変化するネットワーク上の監視対象の情報を表示項目とする監視画面等において、ユーザが操作することなくダイナミックに表示更新する方法、システムまたはプログラムを提供することを目的とする。

0006

また、監視画面中に情報源の異なる複数の表示項目が存在する場合であっても、それぞれのサーバへの通信プロトコルをユーザが意識することなく接続でき、ダイナミック表示更新ができるようにすることも主たる目的に含まれる。

課題を解決するための手段

0007

上記目的を達成するために、請求項1に記載のダイナミック表示更新方法は次のような特徴を有している。

0008

コンピュータネットワーク上に設置されたモニタ側の通信端末器において、予め、監視すべき監視情報に対応させたオブジェクトを表示した監視画面を作成しておき、このモニタ側の通信端末器から、監視対象側の通信端末器の通信アドレスと、通信プロトコルと、監視対象とすべき監視情報とを特定するための接続設定情報に基づいて、監視対象側の通信端末器をアクセスし、そこに、所定のプッシュリクエストを送信し、設定する。ここに、プッシュリクエストは、特定された監視情報をイベント情報として特定しており、イベント発生時には、モニタ通信端末器をアクセスして、変化した情報を返信することを要求している。

0009

特定のプッシュリクエストの設定された監視対象側の通信端末器では、そのデバイス等の監視情報を監視し、設定されたプッシュリクエストによって特定されたイベントが発生したときには、モニタ側の通信端末器をアクセスして、該監視情報の変化をイベント通知として返信する。

0010

そして、モニタ側の通信端末器がイベント通知を受信すると、返信されてきた監視情報の変化を解読し、その監視情報に対応した、監視画面上に表示されたオブジェクトに特定した変化を与える。これによって、モニタ側の通信端末器の監視画面に表示されたオブジェクトを、それに関連付けられた変化情報に応じてダイナミックに変化させることができ、モニタ側の管理者は、ダイナミックに表示更新される画面を見ながら状態監視を行うことができる。

0011

また、監視対象側の通信端末器と接続するための接続設定情報に通信プロトコル情報を含んでいるため、異なる通信プロトコルの複数の通信端末器から情報を得て画面表示する場合でも、ユーザは、各通信プロトコルを意識することなく、ダイナミックな画面表示により状態監視を行うことができる。

0012

ここで、監視対象側の通信端末器には、ビル監視システム等のゲートウェイ、汎用的な目的で使用される情報サーバなどを含み、実際には、これらの通信端末器の監視下にあるセンサ、制御装置、ファイル、データベース、プリンタ等の周辺装置などを監視対象デバイスとしている。

0013

請求項2では、モニタ側の通信端末器には、通常のウェブ閲覧表示機能に加えて、表示画面に表示されたオブジェクトを動的に変化させる、拡張された機能を備えたウェブブラウザと、このウェブブラウザと連携して、プッシュリクエストの設定と監視対象側から返信されてくるイベント通知の解読を行うためのユーザインターフェースプレイヤーとを、実行可能なプログラムとして組み込んでおり、これらの拡張されたウェブブラウザと、ユーザインターフェースプレイヤーとが協働して、監視画面に表示された監視情報に対応したオブジェクトをダイナミックに変化させる。

0014

請求項3では、モニタ側の通信端末器に、監視対象とすべき監視情報に対応する所望のオブジェクトを選択、作成して、所定のレイアウト画面上に配列して、監視画面を生成し編集するためのオブジェクト設計ツールを、実行可能なプログラムツールとして格納している。

0015

請求項4では、接続設定情報が、コンピュータネットワーク上のウェブサーバに予め登録設定されており、モニタ側の通信端末器は、ウェブブラウザを稼働して、少なくとも監視対象側の通信端末器の通信アドレスと、通信プロトコルと、監視対象とすべき監視情報とを特定するための接続設定情報を、ウェブサーバからネットワークを介して取り込んで、ユーザインターフェースプレイヤーに引き渡し、ユーザインターフェースプレイヤーでは、接続設定情報に基づいて、プッシュリクエストを監視対象側の通信端末器に送信するようにしている。

0016

請求項5に記載のダイナミック表示更新システムは、次のような構成となっている。

0017

すなわち、このシステムは、監視対象側の通信端末器の通信アドレスと、通信プロトコルと、監視対象とすべき監視情報とを特定するための接続設定情報に基づいて、監視対象側の通信端末器をアクセスし、そこに、所定のプッシュリクエストを送信し、設定する機能を備えた、モニタ側通信端末器としてコンピュータネットワーク上に設置された通信端末器と、監視情報を監視し、モニタ側通信端末器によって設定されたプッシュリクエストによって特定された監視情報にイベントが発生したかどうかを判断する機能と、イベント情報が発生したときには、モニタ側の通信端末器をアクセスして、該監視情報の変化をイベント通知として返信する機能とを備えた、監視対象側の通信端末器としてコンピュータネットワーク上に設置された通信端末器とを備えている。

0018

そして、モニタ側の通信端末器が、イベント通知を受信すると、返信されてきた監視情報の変化を解読し、その監視情報に対応した、監視画面上に表示されたオブジェクトに特定した変化を与え、これによって、モニタ側の通信端末器の監視画面に表示されたオブジェクトが、それに関連付けられた監視情報に応じてダイナミックに変化させることができる 請求項6では、モニタ側の通信端末器には、通常のウェブ閲覧表示機能に加えて、表示画面に表示されたオブジェクトを動的に変化させる、拡張された機能を備えたウェブブラウザと、このウェブブラウザと連携して、プッシュリクエストの設定と監視対象側から返信されてくるイベント通知の解読を行うためのユーザインターフェースプレイヤーとを、実行可能なプログラムとして組み込んでおり、それによって、ウェブブラウザと、ユーザインターフェースプレイヤーとが協働して、監視画面に表示された監視情報に対応したオブジェクトをダイナミックに変化させる。

0019

請求項7では、モニタ側の通信端末器には、監視対象とすべき監視情報に対応する所望のオブジェクトを選択、作成して、所定のレイアウト画面上に配列して、監視画面を生成し編集するためのオブジェクト設計ツールを、実行可能なプログラムツールとして格納している。

0020

請求項8では、監視対象側の通信端末器は、複数の制御ポイントを常時監視する機能を有し、コンピュータネットワーク上から特定の認証コードを入力させてログインできる、ゲートウェイであることを特徴としている。

0021

請求項9では、オブジェクト設計ツールは、監視対象側の通信端末器内に予め格納され、モニタ側の通信端末器から、特定の認証コードを入力することによってダウンロード可能にしている。

0022

請求項10では、接続設定情報は、コンピュータネットワーク上のウェブサーバに登録設定されており、モニタ側の通信端末器は、ウェブブラウザを稼働して、少なくとも監視対象側の通信端末器の通信アドレスと、通信プロトコルと、監視対象とすべき監視情報とを特定するための接続設定情報を、ウェブサーバからネットワークを介して取り込んで、ユーザインターフェースプレイヤーに引き渡し、ユーザインターフェースプレイヤーは、接続設定情報に基づいて、プッシュリクエストを監視対象側の通信端末器に送信する。

0023

請求項11に記載のプログラムは次のような機能を有している。

0024

すなわち、コンピュータネットワーク上に設置されたモニタ側の通信端末器から、監視対象側の通信端末器の通信アドレスと、通信プロトコルと、監視対象とすべき監視情報とを特定するための接続設定情報に基づいて、監視対象側の通信端末器をアクセスし、そこに、所定のプッシュリクエストを送信し、設定する機能と、モニタ側の通信端末器が、特定のプッシュリクエストの設定された監視対象側の通信端末器から、その監視情報を監視して、設定されたプッシュリクエストによって特定されたイベントが発生したときに返信される該監視情報の変化を、イベント通知として受信し、モニタ側の通信端末器の監視画面に監視情報の変化をダイナミックに表示させるために、その変化を解読する機能とを備えている。

0025

請求項12に記載のプログラムは、請求項11に記載のプログラム機能を有しており、モニタ側の通信端末器に組み込まれ、通常のウェブ閲覧表示機能に加えて、表示画面に表示されたオブジェクトを動的に変化させる、拡張された機能を備えたウェブブラウザと連携して稼働することを特徴としている。

発明を実施するための最良の形態

0026

以下に、本発明の実施の形態について、添付図面とともに説明する。

0027

図1は、ダイナミック表示更新システムの構成の一例を示すシステム系統図である。

図1 図1

0028

このシステムSは、インターネットなどの通信ネットワークLを介して、モニタ側の通信端末器(クライアント端末)1と、クライアント端末1で表示するウェブページコンテンツ用データ2a〜2dを保存したウェブサーバ2と、監視対象側の複数の通信端末器(ゲートウェイ、サーバ等)3が、双方向に通信可能に接続されている。なお、ウェブページコンテンツ用データ2a〜2dは、クライアント端末1に予めセットアップされていてもよい。すなわち、ウェブサーバ2を含まない構成のシステムであってもよい。

0029

本システムSでは、クライアント端末1がウェブブラウザ等のウェブ閲覧プログラムを通じて、特定の監視画面でゲートウェイ3(#1)、情報サーバ3(#2)等に接続された温度センサ3aや、データベース3bなどの対象デバイスを監視できるようにしている。他の対象デバイスとして、制御機器装置、ディスク装置、プリンタ装置、ファイルなどがある。

0030

例えば、ディスク装置のアクセス回数や、ファイルの特定項目の更新も監視対象とすることができる。

0031

クライアント端末1は、これらの監視対象側の通信端末器3と、インターネットLを介して、双方向に通信できるようにしているが、それぞれの通信端末器3とは異なる通信プロトコルで接続するようにしている。ここでは、ゲートウェイ3(#1)とはEMITプロトコル、情報サーバ3(#2)とはSOAPプロトコルによって通信が行われる。

0032

例えば、図2に示すようなビル監視画面Aでは、屋内の温度情報はビル監視ウィンドウB、および外気温等については気象ウィンドウCで構成され、ウィンドウBにはゲートウェイ3(#1)に接続された温度センサ3aのデータを、ウィンドウCには気象情報サーバ3(#2)の有する気象データベース3bのデータを、文書、画像、グラフ、表などのオブジェクトとして表示し、ビル内の温度を監視できるようにしている。

図2 図2

0033

本発明では、この監視画面Aにおける複数の監視情報を、クライアント端末1を操作することなく、状態変化のタイミングや一定周期でダイナミックに表示自動更新するようにしていることを特徴としている。表示更新の方法は、変化データのオブジェクトのみを更新するようにしてもよいし、画面全体を再表示するようにしてもよい。

0034

ビルを監視している管理者は、クライアント端末1を操作することなく、監視情報に変化があったときに表示更新されるので、いつでも最新の情報を閲覧することができる。

0035

図3は、ダイナミック表示更新システムの詳細なソフトウェア構成を示したソフトウェア関連図である。

図3 図3

0036

クライアント端末1は、ウェブ閲覧表示機能を有したウェブブラウザ1bと、監視画面上の可変データの表示自動更新を行うために、ウェブブラウザ1bと連携しながら監視対象側の通信端末器3と通信を行うユーザインターフェースプレイヤープログラム1aと、後述する表示画面の設計ツール1cとを備えている。

0037

このユーザインターフェースプレイヤー1aは、監視対象側の通信端末器3に対するイベント登録を行うためのプッシュリクエストの生成と、監視対象側の通信端末器3から送られてくるイベント通知を受け取り、データを編集してウェブブラウザ1bへの引き渡すことを主な機能として有している。ここでイベントとは、表示自動更新を行うためにゲートウェイ、情報サーバ3等から通知してもらう状態変化タイミングや一定周期タイミング等の事象をいい、対象となるデバイスの変化データそのものを含んでいる。

0038

次に、監視画面に対するダイナミック表示自動更新の処理の流れについて説明する。

0039

クライアント端末1でウェブブラウザ1bを稼働して監視画面Aを選択すると、ウェブブラウザ1bは、ウェブサーバ2から監視画面Aの画面表示プログラム、例えばページ記述言語HTMLで記述されたもの2aと、可変データを表示するための監視設定情報、接続設定情報をXML、XSLで定義したファイル群2b〜2dとをダウンロードし、実行する。それと同時に、クライアント端末1側では、ユーザインターフェースプレイヤー1aが稼働して、接続設定情報に基づきプッシュリクエストを生成して、ゲートウェイ3(#1)や情報サーバ3(#2)に対してイベント登録のためにプッシュリクエストを送信する。

0040

ゲートウェイ、情報サーバ3では、クライアント端末1で初期表示をさせるために、送信されたプッシュリクエストによって特定された対象デバイス3a、3bのデータを初期送信した後は、その対象デバイス3a、3bを監視し、状態変化等のイベントが発生したときには、クライアント端末1をアクセスして、そのデバイス3a、3bの変化データとともにイベントを通知する。

0041

そして、クライアント端末1がイベント通知を受信すると、その変化データが監視画面上のどのデータであるか、その変化データをどの位置にどのような表示形態で表示するかを、予めロードしたファイル群2b〜2dに基づいて解読し、ウェブブラウザ1aにイベントを通知するとともに編集した変化データを引き渡す。ウェブブラウザ1aは、これを受けて表示更新を行う。

0042

ウェブブラウザ1bは、ダイナミックに表示オブジェクトを変化させて表示するために、ここではHTMLの拡張機能であるダイナミックHTML(DHTML)を利用する。DHTMLは、HTMLで記述されたプログラム中にスクリプトを組み込み、これによりXML、XSLで定義されたファイル2b、2cをアクセスしながら、動的な表示を実現可能としたものである。

0043

ユーザインターフェースプレイヤー1aは、変化データにより表示更新させるために、これらの定義ファイル2b、2cに基づいて変化データを編集して、スクリプトがその編集データを読み込みできるように、データの引き渡しを行う。

0044

このように、ユーザインターフェースプレイヤー1aは、ウェブブラウザ1bと監視対象側の通信端末器3との間で、情報受渡しのための仲介の役割を果たし、なおかつ、ウェブブラウザ1bの表示処理と並行して、バックグラウンドで自動的に作動するため、ユーザは、ユーザインターフェースプレイヤー1aに対して特殊な操作によるコマンドを与える必要がない。

0045

図4には、表示自動更新時に各プログラムが実行する処理のフローチャート((1)〜(10))を示している。ユーザインターフェースプレイヤー1aでは、ダイナミックアクションマネージャがゲートウェイ3に対してイベント登録を行う役割を有し、ダイナミックデータプロバイダがゲートウェイ3からのイベント通知を受け変化データをウェブブラウザ1bに引き渡す役割を有している。

図4 図4

0046

図5は、接続設定情報用にウェブサーバ2からロードした接続情報ファイル2dの定義データの一例を示す図である。

図5 図5

0047

この例では、接続設定情報として、監視対象側の通信端末器3(#1、#2)の通信プロトコルと通信アドレス(URL)とを定義した情報と、対象デバイスを特定するための情報とを含んでいる。

0048

ここで、接続設定情報は、特定の言語の記述されたもので、その言語は、少なくともモニタ側と監視対象側との間で相互に同義で解読できるような文法の定まった言語であればよい。

0049

このように、監視画面において、異なる通信プロトコルで接続される複数の通信端末器3(#1、#2)と接続する場合でも、接続のための情報を予め定義すれば、容易にダイナミック表示更新が実現できる。

0050

次に、設計ツールでモニタ画面を設計できるようにしたダイナミック表示更新システムについて説明する。

0051

図6は、表示画面を設計するためのオブジェクト設計ツールによる監視画面設計例を示す図である。

図6 図6

0052

この設計ツールは、特定のゲートウェイ等を監視するための画面を設計するために準備された専用プログラムツールであり、当該ゲートウェイからダウンロードして使用する。

0053

モニタ側の通信端末器1では、認証コードを入力するなどしてゲートウェイから設計ツールをダウンロードして起動し、予め設計ツールに登録されているオブジェクト表示用の設計部品をマウス等で操作しながら画面設計を行う。

0054

そして、ビル監視ウィンドウBと気象ウィンドウCのレイアウト設計を行った後、それぞれのウィンドウに貼り付けた表示オブジェクトの属性を設定する。例えば図に示すように、ウィンドウBの表示オブジェクトDをクリックすると、ゲートウェイ監視下のすべての対象デバイスがプルダウンメニューEで表示され、いずれかのデバイスを選択すれば、オブジェクトと対象デバイスとの関係付けが行えるようにしている。特定の対象デバイスを選択設定すれば、設計ツールは接続設定情報、監視設定情報を自動生成する。

0055

設計した画面についての接続設定情報、監視設定情報を含む画面表示プログラムは、モニタ側の通信端末器1にそのまま保存してもよいし、ウェブサーバ2に登録保存して、必要なときにダウンロードして稼働させてもよい。

0056

このような設計操作により、画面レイアウトが作成できるだけでなく、ダイナミック表示更新に必要な接続設定情報や監視設定情報を自動生成することができるため、画面設計者の開発の手間を省くことができる。また、監視者が自由に設計しながら個別の監視システム画面を作成することもできる。

0057

その後のウェブブラウザの操作により設計したモニタ画面を実行すると、ユーザインターフェースプレイヤーとウェブブラウザが協働することにより、ダイナミック表示更新が実現できる。

発明の効果

0058

以上の説明から理解できるように、請求項1〜12に記載の本発明によれば、監視対象側の通信端末器がモニタ側から設定されたプッシュリクエストに基づき、モニタ側の通信端末器に対して対象デバイスの変化データをプッシュするようにしているので、モニタ側では、ダイナミックに表示更新される画面を見ながら状態監視を行うことができる。

0059

また、監視対象側の通信端末器と接続するための接続設定情報に通信プロトコル情報を含んでいるため、異なる通信プロトコルの複数の通信端末器から情報を得て画面表示する場合でも、ユーザは、各通信プロトコルを意識することなく、ダイナミックな画面表示により状態監視を行うことができる。

0060

請求項2または6では、ウェブ閲覧表示機能を有したウェブブラウザと、プッシュリクエストの設定と監視対象側から返信されてくるイベント通知の解読とを行うためのユーザインターフェースプレイヤープログラムとが協働してダイナミック表示を行うようにしているため、使用中のウェブブラウザがそのまま利用でき、ユーザインターフェースプレイヤーを組み込んでカスタマイズするだけでダイナミック表示更新システムが実現できる。

0061

ユーザインターフェースプレイヤーは、ユーザの操作によらずバックグラウンドが作動し、ユーザの意思とは関係なく接続設定情報に基づいて生成したプッシュリクエストを監視対象側の通信端末器に送信するため、ユーザは、ウェブブラウザを起動して監視画面を出力する操作をするだけで、その後はダイナミック更新表示により最新の状態を画面上で監視することができる。

0062

また、ウェブブラウザがDHTMLによる動的表示機能を有しているため、この機能をそのまま利用するだけでよい。

0063

請求項3、7〜9では、オブジェクト設計ツールで監視画面を設計できるようにしているため、接続設定情報や監視設定情報をコーディングすることなく生成でき、ダイナミック表示更新のできる画面を容易に開発することができる。容易に画面設計することができるので、監視者が直接ツールを稼働させて、監視者個別の画面を設計することもできる。

0064

特に請求項9では、認証コードを入力して監視対象側の通信端末器から設計ツールをダウンロードするようにしているので、外部の侵入に対してファイヤウォールを形成することができ、クローズドなネットワークシステムにおいてセキュリティが保たれる。

0065

請求項4または10では、ウェブサーバに接続設定情報と監視設定情報が登録されているため、モニタ側の通信端末器で監視画面をダウンロードすると同時にこれらの情報もダウンロードすることができる。ユーザは、予め監視画面に対応した接続設定情報、監視設定情報を、設計した画面とともにウェブサーバに登録しておけばよい。

図面の簡単な説明

0066

符号の説明

0067